『懲畏秘録』

　その２５

史　料	釈　文	註
50	一　右大坂大変ニて、堂嶋米相場休ミ居候処、二月廿四五日頃に至り 　　相場相初り、米価猶又高直ニて 　　　　大坂堂嶋相庭　肥後米一石ニ付　　百六拾目 　　　　尼嵜町方　　　小売白米一升ニ付　百九十文 　　　　同　　　　　　大豆一升ニ付　　　百五十四文 　　　　同　　　　　　小豆一升ニ付　　　弐百七十八文 　　　　金一両ニ付　六十一匁五七分　　銭壱貫文ニ付　八匁九分より九匁　　 　　三月五日頃 　　　　大坂堂嶋相庭　肥後石ニ付　　　　百八拾目 　　　　尼嵜町方　　　小売白米一升ニ付　弐百四文 　　　　同　　　　　　大豆一升　　　　　百六十四文 　　　　同　　　　　　小豆一升　　　　　弐百八十八文	『塩逆述』巻之三　 その２２
51	金六拾壱匁より弐分　　　　銭八匁八分より五厘 　　夫より日々高価ニ相成、三月廿五六日頃　同晦日まで 　　　　大坂相庭　　肥後米一石ニ付　　弐百十四五匁 　　　　尼嵜町方　　小売白米一升ニ付　弐百四十文 　　　　同　　　　　大豆一升　　　　　百八十四文 　　　　同　　　　　空豆一升　　　　　百六七十文 　　　　　　但し石百六拾目なれども、右うり俵うり無之 　　四月廿七日　金六拾壱匁より壱分　　銭八匁八分より五厘 　　　　　　　　大坂相庭　肥後米石ニ付　　弐百四十壱匁五分 一　同年三月廿七日朝、大坂表置而出火之噂有之、同日昼後に至り追々 　人の申伝には、大塩平八郎父子とも、今朝鉄炮ヲ以焼立、火中にて 　両人とも自尽之由

『懲畏秘録』凡例・目次/その２４/その２６

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