Я［大塩の乱資料館］Я
2015.1.7

『懲畏秘録』
　その７

史　料釈　文　註　

14
　　ろまで大抵一円焦土となり一　悪党原、少々御手ニ入れども、張本たる大塩父子行衛しれす、火　　も鎮まらす、御地頭より二番手十九日の夜御発向　　御家老堀　左仲様　其外御固の御人数、御役、并御姓名等略之、准前て知べし　　右武備、専ら御用意ニて、奥山、河合、家松之三人ニ地雷炮、大筒　　等品々差添被遣候、大坂着後、此御手ニて京橋口御固メ之所、廿日　　にいたり、悪党一群長柄村へ引取、大塩ハ河内国へ引越せしよし　　ニて、河内国の百姓、一揆徒党いたし、押よせんとて守口の宿に居　　るよし、御城代より御下知有之、即左仲様御人数をまどめ、　　守口村へ駈付給ふ処、悪党一揆原など一人もあらさるゆへ　　直様御引取有之

張本悪事などを起こすもと、また，その人、張本人『大塩の乱関係資料を読む会会報第１５号』「尼崎藩の出兵」

15
一　かくのごとく大坂表大変ニ付、御地頭ニも兼而御城下固メ被　　仰付候処、猶又厳重之御手宛　　　　町方丁々、家持廻、自身番、町役人などたゑず昼夜廻、　　　　組頭衆、鉄棒廻、幕番所番人、木戸しめ、昼夜番いた　　　　し、諸舩出入厳密に御差留、丸島町鼻へ町方固メの　　　　番所并番人差出ス一　辰巳渡場御固　　　大筒　二挺　外ニ固メ御番処有之　　同所へ御出張　　御郡代　　　内田助左衛門様　　　　　　　　　　　　　　　　堀　枩左衛門様　　　　　　　　　　　　　　　　後藤　佐兵衛様　　　　以上三人、替る／＼御固メニて、町々名主惣代御用伺一　神嵜渡場の御固メ、大筒小筒等数多ニて出張有之

丸島町鼻 武庫川川口東部

史　料	釈　文	註
14	ろまで大抵一円焦土となり一　悪党原、少々御手ニ入れども、張本たる大塩父子行衛しれす、火　　も鎮まらす、御地頭より二番手十九日の夜御発向　　御家老堀　左仲様　其外御固の御人数、御役、并御姓名等略之、准前て知べし　　右武備、専ら御用意ニて、奥山、河合、家松之三人ニ地雷炮、大筒　　等品々差添被遣候、大坂着後、此御手ニて京橋口御固メ之所、廿日　　にいたり、悪党一群長柄村へ引取、大塩ハ河内国へ引越せしよし　　ニて、河内国の百姓、一揆徒党いたし、押よせんとて守口の宿に居　　るよし、御城代より御下知有之、即左仲様御人数をまどめ、　　守口村へ駈付給ふ処、悪党一揆原など一人もあらさるゆへ　　直様御引取有之	張本悪事などを起こすもと、また，その人、張本人『大塩の乱関係資料を読む会会報第１５号』「尼崎藩の出兵」
15	一　かくのごとく大坂表大変ニ付、御地頭ニも兼而御城下固メ被　　仰付候処、猶又厳重之御手宛　　　　町方丁々、家持廻、自身番、町役人などたゑず昼夜廻、　　　　組頭衆、鉄棒廻、幕番所番人、木戸しめ、昼夜番いた　　　　し、諸舩出入厳密に御差留、丸島町鼻へ町方固メの　　　　番所并番人差出ス一　辰巳渡場御固　　　大筒　二挺　外ニ固メ御番処有之　　同所へ御出張　　御郡代　　　内田助左衛門様　　　　　　　　　　　　　　　　堀　枩左衛門様　　　　　　　　　　　　　　　　後藤　佐兵衛様　　　　以上三人、替る／＼御固メニて、町々名主惣代御用伺一　神嵜渡場の御固メ、大筒小筒等数多ニて出張有之	丸島町鼻武庫川川口東部

『懲畏秘録』凡例・目次/その６/その８

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『懲畏秘録』 その７

『懲畏秘録』
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