『浪華姦賊罪案』　その１３

史　料	釈　文	註
	右 　　　　　　　　　　　　　大西善之進 其方儀、従弟大塩平八郎不容易企いたし、 右発起之期ニ至り与五郎頭跡部山城守 平八郎取鎮方之義、同組与力を以差図有之 節、与五郎ハ病中ニ付、同人而已ニ而者無覚 束存、付添可罷越旨、右与力申達候程の義ニ ある上ハ、素親族之義、身命を抛取鎮 可申処、与五郎ニ先立、平八郎宅近辺まで 駈付候なれ共、火勢盛ニ燃上り、殊鎗刀を携候
	もの、多人数往来も差塞、容易ニ平八郎ニ 対面難相成迚立戻、其上与五郎組中一応も 不申諫、同人ニ附添、一且遠方江立退候始末、不 埒ニ付、押込可申付処、依父之科中追放申付候、 　　　御構場所書付続之 　　　但御構場所徘徊いたすましく候、 　　　　　　　　　　　　　右 　　　　　　　　　　　　　　冷　月 其方義、於大坂表不容易企いたす大塩 平八郎ニ一味致し、市中放火及乱妨後姿を

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