古文書館玄関へ
叱り置、 右 小船吉藏 其方義、大坂町奉行組与力大塩格之助方奉公中、 同人養父平八郎不容易企いたす儀者 不存とも、同人義門弟共を集、折々及密談 を不審之義と乍存、其儘打過、其上平八郎等 徒党発起之節病気ニ而打臥居候処、傍輩 木八罷越、平八郎出陣ニ付早々可立退旨申 聞ニ驚キ、同前鈴木町桝右衛門後家とみ方江
立退忍罷在候なれ共、被召捕吟味可請も難 計、気遣敷存候とて江戸表江罷越、右次第者 押隠侍奉公いたし罷在候始末、不届ニ付、 江戸払申付候、 御構場所書付続之 御構場所徘徊致間敷 右 恵 隆 其方儀大坂町奉行組与力、大塩格之助門前通り 懸候節、同人養父平八郎施行差出ス由
『浪華姦賊罪案』目次/その１４/その１６
