『浪華姦賊罪案』　その４１

史　料	釈　文	註
	積り之由、召捕之同類白状之由ニ御座候、所々井戸 鉄炮大筒之類、或者玉薬抔多分上り申候、今暫ク 気を抜、又々不意ニ相攻(？)可申候間、諸人一同之人気ニ 御座候、中々聊も油断不相成候、尤大坂位之 小事ニ無之、追々広ク江戸迄も軍勢次第ニ詰寄、 可申抔と申事御座候、左候ハゝあれ御大身様御軍 勢御防御登り無之候ハゝ相鎮不申様ニ奉存候、 一味之者者何分多勢有之趣噂仕候、然共口々 申立候事故、何も実定相知不申候得共、今度 大変者眼前右之仕合、類焼之者忽困窮仕候、
	乞食同然之姿と相成申候、此上者頭分之者不残 召捕ニ不相成候内ハ、案心与申所不参候、先右之段 荒々申上度、如此ニ御座候、以上 　　　二月廿一日 一、私家来在所ニ罷在候服部　奥助次男服部末 　次郎与申者当酉ノ十三歳ニ罷成候、右之者去ル 　未年大坂町奉行組与力大塩格之助父隠居 　平八郎方江学問為執行罷越居候処、去月十九日 　朝平八郎居宅より鉄炮打出騒動候付、同人 　宅逃出、同日夕、親奥助方江罷帰り候間、得与

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