『浪華姦賊罪案』　その６

史　料	釈　文	註
	糟屋助蔵 同断之節、坂本鉉之助、本多為助一同相進ミ、鉄炮烈 敷打払候段、兼々炮術熟練致し罷在候故之儀と相聞候、 依之弥四郎儀者御譜代、助蔵儀は上下格被　仰付、 何れも勤向之儀者是迄之通ニ可相心得候、且又別段為御 褒美、弥四郎江金三十両、助蔵へ金弐十両、被下之、 　但御宛行者取来通被下之、 　　　　　銀拾枚　　　　　　　　　　尾崎又右衛門*1 　　　　　時服二 同断之節、町奉行所御城代御定番江火急之御用向数度 往復致し其外彼是骨折候ニ付被下之、	*1 三町人の一人 尼崎又右衛門 か。
	右之外同心等之下方略之 　右之通、可申渡旨、井上河内守江路飛脚と書状 　を以達之、 同年八月廿一日、於評定所、寺社奉行牧野備前守様、町奉行 筒井紀伊守様、御勘定奉行深谷遠江守様、御目付鳥居 耀蔵様御立合、備前守様被渡之由、 　　　　　　　　　　申渡 　　　　　　　　　　　　大坂町奉行 　　　　　　　　跡部山城守組同心 　　　　　　　　　　　　　　　　　　吉見九郎右衛門

『浪華姦賊罪案』目次/その５/その７

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