『浪華江の芦』

　その２３

史　料	釈　文	註
23-1	存意託、又ハ同組与力、同心之気合量り、一味連判 ニ引入、猶人気為靡候ため、所持之書籍 其余ニ摂州兵庫西出町長太夫と申者ヲ掠、 為致出金、買調候書類売払、一己之慈善ニ 申成、右代金難渋人え施シ遣、或者反賊之 名聞を厭、諸民ヲ惑乱可為致ため、無思慮 大言ヲ綴、不軽文言をも認載候檄文、村々え	『実録彙編　初輯』 その４２ 為靡 なびかせ
23-2	為捨置、剰名家之末孫抔と申触、救民計 之儀と唱、計策を以奉行ヲ討取、大坂御城ヲ 始メ諸役所并市中をも焼払、豪家之 金銀救民江分ケ与え、一旦同国甲山え 可楯籠旨申合、企露顕之跡ニ至り、逆意ニ 不随門弟宇津木矩之助ヲ為及殺害、一味 荷胆之者共一同兵具ヲ帯シ、鑓、長刀ヲ携、恐多	宇津木矩之助 宇津木矩之允

『浪華江の芦』凡例・目次/その２２/その２４

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