『浪華江の芦』

　その３

史　料	釈　文	註
3-1	候故、四海之困窮と相成候ニ付、人々上ヲ恐レざる様ニ 成行候得者　　江戸表より諸国一同右之 風儀ニ落入、 天子ハ足利家以来、別而御隠居同様賞罪 之撻御失之候ニ付、下民之愁、河方江苦愁りとテ 附訴候方無之様乱候ニ付、人々之愁気天ニ通シ、 年々地震火賃、山も崩シ、水も濁候、此外色々	大塩檄文 賞罪 賞罰 河方 何方 火賃 火災
3-2	様々之天賃荒行、終ニ飢饉ニ相成候、是皆 天より深く御誡之難有御苦ニ候得共、一向 上たる人々心もつかず、猶小人奸者之輩 大切之政ヲ執行、唯下を悩シ金米を取立る 手段計ニ打懸り、実以小前之百性共之難儀ヲ 吾等成き者草蔭より厳敷さつし、 かなしみ候得共、湯王武王之勢位なく	天賃荒行 天災流行

『浪華江の芦』凡例・目次/その２/その4

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