『浪華姦賊罪案』　その５０

史　料	釈　文	註
	追々荷担之者召捕、厳格之手配有之ニ付而者、平八郎 儀、自然進退差廻し、是又自殺可致も難計左候得者 死後恥辱を為可覆懸与身を隠候儀、或者絶而 人頭無之山中、巌窟江遺骨を隠し又者地中江埋 置候手段も可有之哉、何共逆賊之間難差置、 右ニ付、河州之内ニ而其支配限り村々人寄差出、 たらハ、溜池又者山々岩々ニ至迄不洩様穿鑿 致し、若怪敷死骸見当り候ハゝ、急速其村々当 御役所江注進可致候、別而前書自殺之者有 之場等、最寄之地ハ手ぬかりなく及穿鑿
	万一平八郎遺骨見当候者有之候ハゝ、為褒美銀 　百枚指遣候、 　　四月朔日出火大坂之状之写 一　当地二月十九日、乃放火乱妨候、頭人大塩平八郎 　親子召捕相成申候、則御触渡文言 一　去月十九日放火乱妨之大塩平八郎并同人忰格之助、 　油掛町美吉屋五郎兵衛方ニ忍候風聞有之ニ付、 　為召捕組之者指向候処、自殺致し、徒党之者 　追々召捕、或者自殺致申候間、諸人共無愚念普 　請等いたし、無危踏商等可致候、

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