『浪華江の芦』

　その８

史　料	釈　文	註
8-1	恢復と立戻り可申候、此書附村々江一々為知度 候得共、数多之事ニ付最寄人家おふき大村之 神殿江張附ケ置候間、大坂廻シものとも在之 番人共江知られさる様ニ心懸ケ、早々村々江 相触可申候、万一番人共目を附ケ、大坂四ケ所之肝人共江 注進いたし候様子、是無遠慮打殺可申候、若右騒動 起り候ヲ乍承り、疑惑いたし、駈参り不申、又ハ遅参	大塩檄文 肝人 奸人
8-2	およひ候ハヽ金持共之前銭ハ皆火中之灰ニ相成、 天下之宝ヲ取失ひ可申候間、跡而必我ヲ恨ミ宝ヲ 捨ル無道ものと蔭言を不致様不申様可致候、其為一同江 触知らせ候、尤是地頭村方ニ在之候年貢 等にかゝわり候諸記録帳面類ハ都而引破り、 焼捨可申候、是往々深キ慮り在事ニ而人民ヲ 困窮為致不申候積りニ候、乍去此度之一挙	前銭 米金

『浪華江の芦』凡例・目次/その７/その９

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