『浪華姦賊罪案』　その６１

史　料	釈　文	註
	先安心候免々申事、扨々い屋な事ニ御座候、尚御静謐 御同意奉祈上候、右承り候儘、荒々申上候、早々以上、 七月七日　　尚賀 　　　　　　　　　跡部山城守組 　　　　　　　　　　　吉見九郎右衛門 　　　　　　　　　　　井上万五郎 　　　　　　　　　　　安田図書 　　　　　　　　　御弓矢同心 　　　　　　　　　　　大西与五郎 　　　　　　　　　大坂油掛町 　　　　　　　　　　　三好屋五郎兵衛 　　　　　　　　　　五郎兵衛女房 　　　　　　　　　　　つね 　　　　　　　　　　当地無宿 　　　　　　　　　　　正一郎 　　　　　　　　　　　　但大井ノ事
	雑物長持壱棹 　　　　　　七月十三日着 跡部山城守組殿江、坂本鉉之助御呼有之、段々御懇意之御挨拶ニ而 鉉之助江者覚入ニ而、誠与申一字、絹地大福之御織物縮緬二疋 被下候、十九日場所江罷越候与力同心江者、左之御書礼を以御挨拶 有之候、当二月十九日組与力格之助父隠居大塩平八郎儀不容 易不届之企致し放火及乱防候節、早速出馬致し消防并 捕方夫々及指図、悪徒共速ニ散乱相鎮候次第、彼是心 配骨折候故之儀、一段之事候不取敢此旨可申聞との 御沙汰之趣、後江戸表被仰下、　御城代土井大炊頭殿

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