『浪華江の芦』

　その１２

史　料	釈　文	註
12-1	玉造方淡路町壱町目、弐町目辻ノ方江追行、 此辻ニ而平人壱人打取、尤大鉄炮ニ付居候者ニ而 侍ニ而ハ無之候得共、余程慥成もの壱人、拾匁玉 ニ而打留メ候、其節、跡部、辻ニ而平人壱人生捕ニ 相成、夫大塩方之者四方江迯去、行衛不相知 候間、東奉行所江銘々引取候者、拾匁玉ニ而 打取候者首切落シ、東奉行家中之鑓ニ	『浮世の有様 巻之六』 「遠州稗原村村上庄司 より来状の写」 その２
12-2	突指参り、役所江持参り申候、辻々ニ而同心共 小鉄炮ヲ打懸ケ、固引取候節玉造方同心江 地車三挺、棒火矢三拾本、木之大筒弐丁、 小鉄炮弐挺、合薬三拾貫目取帰り、役所江 差向候、同十九日夕方ニ者玉造組ニハ三百目筒 仕懸ケ、鉄炮東役所江差向候、嶋之口出張之 もの東より出ル百性召捕、吟味致候処、	嶋之口 嶋之内 カ

『浪華江の芦』凡例・目次/その１１/その１３

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