『浪華江の芦』

　その２７

史　料	釈　文	註
27-1	右のもの義、平八郎慢心ニ長シ、米価高直、諸民 難渋之時節ヲ量り、人気ヲ為靡候計略廻らし、 所持之書籍其余、摂州兵庫西手町長大夫 より兼而貪取候金子を以買調候分をも売払、 右代金施行いたし、一己之慈善ニ申成、又者 軽キ身分を不顧御政道を批判いたし、救民 計之儀と偽、奉行討取、大坂御城を始メ	『実録彙編　初輯』 その４３ 西手町 西出町
27-2	市中をも焼払、豪家之金銀貧民江分ケ 遣し、一旦摂州甲山江可楯籠抔と無思慮 大言申述、其上反賊之名聞を厭シ、愚民を 惑乱可為致ため、品々不軽文言認メ載候 檄文ヲ批判いたし、右企同士之儀申勧候、不容 易儀と乍心附、右欺謀ヲ信シ、師名難背 抔存迷、銘々一味連判いたし，剰徒党発起之

『浪華江の芦』凡例・目次/その２６/その２８

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