『天酉記』8

Я［大塩の乱資料館］Я
2010.10.16

『天酉記　大塩平八郎義挙録』
　その８

史　料釈　文　註　

に誰あつて半障をならす者なし、若半障を打に杭■への■■をあれ鉄炮にて打殺し、又ハ鑓ニ而突殺し候、只大筒之者に恐れて迯行ものに一向かまひなく、火を消に掛る者あれハ、同じく打殺し、命大事て迯ゆけど、鉄炮それ玉にあたり半死半生の者あれと助る者なく終には踏殺され、親はたをれ、子は火の中へ落れと、見なから救ふ事もならす、なき悲しむ声、天にひゝき、目も当てられぬ有様、中々言語筆紙に尽し難く

半障は半鐘の当て字か ■部分は虫損

候、目前之焼とひ、片はしよく大筒を打て焼思ひ候事故、かじた一ツをよふ／＼迯るたけ也、夫より天五ひく五方へ向ひ、大筒を打込焼立て今橋を渡り、内原の町米平方へ押寄せ、大筒を打込、一類不残焼失し、朝方天満はしより御番所目かけて大筒を打放し、御番所ハ大勢ニ而消防せしゆへ焼残し、八軒家の方へ焼行し火、後ニは一緒ニなつて今橋を南へ焼行なり、大塩勢は高麗橋へ戻り、岩城之呉服店、三井之呉服

天五は天王寺屋五兵衛米平は米屋平右衛門

史　料	釈　文	註
	に誰あつて半障をならす者なし、若半障を打に杭■への■■をあれ鉄炮にて打殺し、又ハ鑓ニ而突殺し候、只大筒之者に恐れて迯行ものに一向かまひなく、火を消に掛る者あれハ、同じく打殺し、命大事て迯ゆけど、鉄炮それ玉にあたり半死半生の者あれと助る者なく終には踏殺され、親はたをれ、子は火の中へ落れと、見なから救ふ事もならす、なき悲しむ声、天にひゝき、目も当てられぬ有様、中々言語筆紙に尽し難く	半障は半鐘の当て字か ■部分は虫損
	候、目前之焼とひ、片はしよく大筒を打て焼思ひ候事故、かじた一ツをよふ／＼迯るたけ也、夫より天五ひく五方へ向ひ、大筒を打込焼立て今橋を渡り、内原の町米平方へ押寄せ、大筒を打込、一類不残焼失し、朝方天満はしより御番所目かけて大筒を打放し、御番所ハ大勢ニ而消防せしゆへ焼残し、八軒家の方へ焼行し火、後ニは一緒ニなつて今橋を南へ焼行なり、大塩勢は高麗橋へ戻り、岩城之呉服店、三井之呉服	天五は天王寺屋五兵衛米平は米屋平右衛門

「豪商等所在地」

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『天酉記 大塩平八郎義挙録』 その８

『天酉記　大塩平八郎義挙録』
　その８